朝日新聞奨学生制度

朝日新聞奨学生プログラムとは

モンゴル人は日本語に限らず、外国語の習得に非常に長けていると言われています。外国語を学びたい、外国で勉強しモンゴルの発展に役立てたいという夢を持つ優秀な人材も多く見られます。その中でも、特にモンゴルと日本の関係は年々深くなってきており、日本語習得の需要も高まる一方です。モンゴルで日本語を学んでいる学習者のほとんどが、実際に日本で日本語を学びたいという希望を持っています。しかし、留学するだけの所得がある人が少ないのが現実です。

そこで、当センターではそのような若者の日本留学を支援するため、朝日新聞奨学会と朝日新聞販売店グループ「同心会」にご協力いただき、奨学金制度プログラムを実施しております。このプログラムは、日本の学校に入学する際に朝日新聞奨学会が奨学金として学費を負担し、奨学生は新聞配達のアルバイトをしながら、毎月少しずつ学費を返済していくというシステムです。

これはアジアを中心に朝日新聞社が積極的に取り組んでいる制度で、毎年中国、韓国、ベトナム、モンゴルなどから多くの奨学生が日本へ渡っています。

詳しい情報はhttp://www.asahishogakukai.or.jp/about.htmlをからご覧いただけます。

2005年から現在までの学生数

期生在学期間学生数
12005.04-2007.44
22006.10-2010.0310
32007.04-2009.0310
42007.10-2009.035
52008.04-2010.038
62008.10-2010.037
72009.04-2010.035
82009.10-2011.033
92010.04 -2012.0411
102011.04-2013.0411
112012.04-2014.0419
122013.04-2015.0417
132014.04-2016.0420
142015.04-2017.0422
152016.04-2018.0418
162016.10-2018.043
172017.04-2019.0421
182018.04-2020.0426

働きながら日本語学校で学ぶ制度

  1. 応募資格
  • 19歳以上26歳以下の男女、独身、犯罪歴のない者
  • 学校教育(中等教育)を12年間修了した者
  • 日本滞在歴が3か月以内であること
  • 最終学歴後、4年を経過していない者
  • 5年以内に日本国のビザ発給を拒否されたことのない者
  • 過去、日本国から強制帰国命令を受けたことのない者
  • 最終試験合格後、諸証明書を3週間以内に提出できる者

以上のことを全て満たし、日本国の法令遵守を約束できる者のみ応募可能。

  1. 招聘期間

2年間(奨学生プログラムが終了後、ASA受け入れ先の判断によっては継続も可能)

  1. 日本語学校 候補校
東京日本語学校 東京都  渋谷区
岩谷学園テクノビジネス専門学校日本語科 神奈川県 横浜市
KEN日本語学校 千葉県  松戸市
翰林日本語学院 神奈川県 横浜市

 

  1. 就労先

朝日新聞販売店(仕事内容:主に朝刊・夕刊の配達業務)

  1. 待遇(家賃、日本語学校授業料、保険料等除く)
  • 月給  : 125,948円
  • 特別手当: 仕事の遂行状況により、年2回(7、12月)支給
  • 雇用契約: 2年
  • 貸与  : アパート、机、椅子、ユニフォーム1着、靴1足、雨具、防寒具
  • 通学費 : 1ヶ月定期代5,000円を超えた場合、補助
  • 食事  : (職場での食事 希望者のみ給与払い)
  1. 申し込み締切

モンゴル日本青年交流支援センターに要確認

  1. 試験日程

モンゴル日本青年交流支援センターに要確認

  • 一次選考:書類選考(当センター指定の申込書)
  • 二次選考:筆記試験・当センターによる面接試験
  • 最終選考:日本側身元保証人による面接試験

【申し込み受付・質問・相談・連絡先】

モンゴルNGO法人『モンゴル日本青年交流支援センター』

TEL/FAX:11-330189

携帯  :88070944

E-mail :mongoliango@gmail.com

Facebook:Mongol Yaponii Zaluuchuudiin Khamtiin Ajillagaag Demjikh Tuv-ASAHI

所在地 :Urt tsagaan通り西側( Chingeltei dis.-2 Tumurchin st.-6-9-№ 6)

 

1月 募集要項 発表

2月 説明会 実施

3月 申込書 配布開始

4月 申込書 提出

  • 日本語既習者:日本語で記入
  • 日本語未習者:モンゴル語で記入

4月 書類選考 結果発表

5月 筆記試験

  • 日本語既習者:日本語知識・母国語基礎知識・IQ
  • 日本語未習者:母国語基礎知識・IQ

5月 当センターによる面接試験

  • 日本語既習者:日本語
  • 日本語未習者:母国語

6月 日本側身元保証人による面接試験

  • 日本語既習者のみ:日本語

6月-翌年3月 事前教育実施

  • 日本語未習者を対象

9月-翌年3月 事前教育実施

  • 日本語既習者を対象

10月 日本側身元保証人による最終面接試験

  • 日本語既習者・未習者:日本語

翌年3月 渡日

奨学生の一日

時間割

こちらのリンクからご覧ください。http://www.asahishogakukai.or.jp/time.html

仕事内容

こちらのリンクからご覧ください。http://www.asahishogakukai.or.jp/workflow.html

留学する日本語学校

東京都渋谷市

東京日本語学校

詳しく
岩谷学園テクノビジネス
横浜保育専門学校
詳しく
千葉県 松戸市
KEN日本語学校
詳しく

Tokyo Disneyland, Tokyo Disney Sea

朝日新聞奨学会が、1年目の奨学生を対象にTokyo Disneyland やTokyo Disney Seaへの旅行を主催しています。世界の様々な国の仲間と一緒に楽しい一日を過ごす機会になります。

モンゴル人の奨学生を対象に船旅行

朝日新聞販売店組合“同心会”が、モンゴル人の奨学生を対象に船旅行を主催しています。

一緒に来日した友達と船に乗って過ごす一日は、忘れられない思い出の一つになるでしょう。

卒業記念祝賀会

卒業生を対象に「卒業記念祝賀会」を開催します。

表彰式や、優秀者に与えられる「奨学会賞」の授与式などの式典をはじめ、楽しいアトラクションなども行われます。入学時とは見違えるような顔つきになった卒業生が、お世話になったASA所長たちに見守られながら、社会へと旅立っていきます

奨学生の実績

モンゴルからの朝日新聞奨学生たちは、在学中様々な行事や大会に積極的に参加し、優秀な成績を収めています。中には、下記のように学校や地域からも奨学生に選ばれた学生もいます。

このような活躍は送り出し機関としても非常に嬉しいことで、今後も全力で応援し、サポートしてまいります。

 

在学年 学生名 写真 学校名 奨学金名
在学年学生名写真奨学金名
2KH.Mungunshagai“New Clover” 有限会社 社長
2A.Uuganbayar在モンゴル日本大使館社員
10Lkhagvadorj
11TS.Soyolmooモンゴル日本青年交流支援センター 日本語教師、”NADESHIKO TRAVEL SERVICE"有限会社 社長
11JamiyandorjHIS 旅行会社モンゴル支社 マネージャー 
11B.Khishigsuren日本国 ヤマト運輸株式会社 社員

雇用者挨拶

横町 俊智

ASA恵比寿新聞販売店(東京都渋谷区) 所長  

ASA恵比寿及びその他の店舗において、これまで計700人の卒業生を見送ってきました。

奨学生生活を無事に乗り越えるために重要なことは、正しい生活習慣とそれによる身体的・精神的な健康です。そして、自分自身で生活する、自分の力で教育を受けるという目標を忘れずに頑張ることです。そのためには、事前に自分が興味を持つ学校を決め、将来成功する自分を想像しながら努力し続けることが何よりも大切になってきます。自分自身の力で人生を進めていることを実感し、そのような自分を誇りに思い、また時にはくじけそうになる自分を勇気づけながら毎日を楽しく過ごすようにしていけば、早朝の起床をはじめとする仕事の苦労は楽になり、いつの間にか卒業式の日を迎えることになるでしょう。

皆さんには十分な可能性があります。

朝日奨学生制度で習得した仕事への責任感、自信、忍耐力は将来必ず役に立ちます。夢を叶えるために朝日奨学生制度を選んでくださった皆さんを、朝日奨学会の私たちは全力でサポートしていきます。

それでは、皆さんのご多幸とご活躍をお祈りいたします。

第11期生 Oyuntuya

私は2年間朝日新聞奨学生として日本語学校で学んだ後、日本の鳥取県の公立鳥取環境大学に入学することができました。現在、マネジメント学科に在籍しています。

日本語学校は勉強する環境が十分に整っており、進学や就職について定期的にサポートしていただきました。

私は朝日奨学生制度や日本語学校との架け橋であるモンゴル日本青年交流支援センターの奨学生になれたことを心から嬉しく思っています。センターの先生方は、私の将来に多くの光を与えてくれました。これは私だけではなく、すべての卒業生が感じているはずです。私達卒業生やその家族は皆、感謝し、誇りに思っています。

モンゴル日本青年交流支援センターは日本の文化や教育に興味を持つ若者の夢を叶える手助けをしてくれる、とても信頼できるセンターです。是非、お勧めしたいです。

(2017年4月)

第14期生  Purevtseren

私は2015年3月16日に来日してから勉強と新聞配達を両立し、1年1か月が過ぎました。様々な国の友達と一緒に日々勉強に励み、日本文化も肌で体験しながら、とても有意義に過ごしています。

来日前は心配なことばかりでしたが、日本の優しい方々に囲まれ、新しい生活にすぐ慣れました。学校では先生方が学生一人一人に親切に対応してくださり、何か困ったことがあったり病気になったりしたときでも親身になって相談にのってくださるため、自信をもって学校に通うことができています。学外イベントが定期的に実施され、日本文化体験活動、ディズニーランド旅行など楽しいことがたくさんあります。

来日してから自分の夢に一歩近づくことができました。これからより一層努力していきます。

これから来日を計画している後輩の皆さんも全力で進んでいってください。応援しています。

(2017年4月)

第15期生 Uuriintsolmon

私の将来の夢は外交官になることです。そのために勉強できる環境が整っているところ、それが日本でした。それで私は日本語を勉強するため、モンゴル日本青年交流支援センターを訪ねたのです。

その際初めて朝日新聞奨学生プログラムについて知り、合格を目指して勉強を始めました。最初は大変でしたが、センターの先生方のおかげで日本語に興味がわき、頑張れたため、試験に合格することができました。

来日前には日本文化・生活習慣、コミュニケーション能力などについても教わり、今年の3月に来日して、現在は新聞配達をしながら日本語学校に通っています。

働きながら勉強することによって、社会との接点を持てるという利点があると思います。学外でも様々な人とコミュニケーションをとる必要があるので、その中で日本語能力が日々伸びていることが実感できます。この感覚に励まされ、前向きに頑張ることができるのです。

このチャンスをくださったモンゴル日本青年交流支援センターの方々に心より感謝しております。

私たちの世代の多くは先進国に留学したいとは思っても、経済的な事情により、全員が夢を叶えられるわけではありません。しかし、頑張れば、応援し夢を掴むチャンスをくださるのがモンゴル日本青年交流支援センターです。

皆さんもこのチャンスを逃さず、一生懸命努力し、夢を叶えてください。チャンスはいつも私たちのそばにあるのです。

(2017年4月)

第12期生 Batsaikhan

皆さんこんにちは。私は朝日奨学生制度の日本語未習者クラスに入り、第13期生として2013年に来日しました。日本語学校は賑やかな東京の渋谷区長沼にあり、卒業後はモンゴルで学んでいた専門をより深く勉強するために東京の工業大学に進学し、今は大学院でデザインの研究をしています。

3年間は本当にあっという間でした。最初は日本語の挨拶だけしか知らなかった私ですが、今は日本で就職するために、卒業研究をしながら就職活動に励んでいます。

(2017年4月)

第13期生  Bilguun

朝日新聞奨学生プログラムに興味をもち、当ウェブサイトをご覧になっている皆様にお礼を申し上げます。

私は今24歳で、朝日新聞奨学生プログラムで2014年に来日して、今年で3年目です。2013年にモンゴル国立教育大学を卒業しましたが、日本語能力を高めるため、勉強の傍ら日本語観光ガイドのアルバイトもしていました。当時から日本語・日本文化にとても興味があり日本に留学したいと思っていましたが、経済的な余裕がない私にとって、私費留学は夢のまた夢。モンゴルには実現困難なことを表すことわざに「馬車でうさぎを追いかける」というものがありますが、当時の私はまさにそのような状況でした。

ですが朝日新聞奨学生プログラムを知り、大学4年生のとき合格でき、翌年3月に来日しました。どんなに困難に思えても、どこかに道がある。そう思えたのはこのときです。

来日してから、横浜市の日本語学校の上級クラスに入り、勉強と新聞配達を両立してきました。私が入学した日本語学校はとても快適で、世界の様々な国の学生と一緒に勉強できるのでたくさんの友達ができ、視野を広げ、人間としてもとても成長できたように感じます。

1日2回の新聞配達、学業、自炊など、初めはとても忙しくて大変でしたが、間もなくそのような生活に慣れ、自分の時間を作れるようになりました。もちろん、悪天候での新聞配達や仕事での失敗など、大変な思いをしたことは少なくありません。でも、船の旅、ディズニーランド旅行、自然観光など、それにまさる楽しみも本当に多くありました。

こうして、2016年に朝日新聞奨学生生活を終え、卒業時には岩谷テクノビジネス専門学校の優秀生にも選んでいただけました。2016年4月からは早稲田大学大学院ビジネス経営学科に進学し、今は学業、ホテルのレストランでのアルバイトに全力で取り組んでいます。素晴らしい環境で本当に様々なことを学べ、モンゴル国にいるときから見ていた夢を今まさに叶えているのだと実感する日々です。

これまで応援し、日本留学へと導いてくださったモンゴル日本青年交流支援センターの事務局長L.JAVZANDULAM先生、そしてモンゴルから今でも応援し続けてくださるM.OYUNBILEG先生をはじめ、私を手助けしてくださったすべての先生方に心より感謝しております。

(2017年4月)

第11期生  Zandarmaa

「目標・夢・希望があれば願いが叶う」。私はそう信じています。

私が初めて日本語や日本文化に触れたのは高校を卒業するころでした。日本の外務省のプロジェクト「21世紀東アジア青少年大交流計画」の一期生100人のうちの一人に選ばれ、10日間、日本の家にホームステイしながら、日本文化や日本を体験しました。それが私の人生すべてを変えたとも言えます。

当時、高校を卒業したらジャーナリストになることを目指して、モンゴル語と英語の勉強に励んでいました。しかし、日本での経験によって夢が変わり、日本語にとても関心を持つようになりました。そこで日本語教育で有名なSoyol-Erdem大学に入学し、2008~2012年、そこで日本に関する様々なことを学びました。

朝日新聞奨学生プログラムについて知ったのは、大学3年生の時です。是非チャレンジしてみたいと思い、試験を受けました。試験はとても厳しく、4、5段階にわたる筆記や面接試験がありましたが、最終的には合格でき、女子8名、男子11名の仲間と一緒に2012年3月、日本に旅立ちました。

来日前、モンゴル日本青年交流支援センターで約6ヶ月間にわたって、運転や日本文化、日本人の考え方などについて教えてもらったことがとても役に立ちました。モンゴルにいるうちから心の準備ができたからです。人間は、精神的に安定した状態で目標に向かっていけば、身体的な苦労があってもそれに耐え、勝ち抜けます。私はそれを自分自身で感じました。

朝日新聞奨学生のころは、学内外で数多く行われるイベントに積極的に参加することを心がけていました。例えば、日本語弁論大会に毎回出場しました。弁論大会に参加することによって、学校では会えない様々な年齢、職業、考えを持つ日本の方々と出会い、そこで多くのことを教わり、その楽しさを実感しました。こうやって目標や夢が広がり、もっと先に進みたいという希望はますます大きくなっていきました。

来日したころは、やはり自分の日本語能力を高めることを目標にしていましたが、次第に日本が国として発展を遂げた理由について詳しく知りたいと思うようになりました。この夢を実現するための一歩として、日本都市計画を自分の専攻に決め、2014年から専門的に勉強しています。

朝日奨学生だった2年間は私の人生の頂点でした。家賃、授業料、仕事といったすべてが新聞社から提供されていたので、何も心配せずやりたいことをやっていました。

後輩たちへ。大小に関係なく、目標を立て、その目標に向けて頑張ることが大事です。目標、夢、希望のために一所懸命努力できる人は必ず成功します。

(2017年4月)

第11期生 Tumenulzii

皆さん、こんにちは!

私は2012年に朝日奨学生制度の11期生として来日し、日本の若者都市といわれる横浜市にある岩谷学園テクノビジネス横浜専門学校の日本語学校に入学しました。

その時から4年が経ちましたが、本当にあっという間でした。日本語学校を卒業してから中央工学校に進学し、2016年3月に卒業しました。今は、日本の明治大学大学院でビジネス・リーダーシップの研究を行っています。

(2017年4月)

第11期生  Narantsatsral

私は岩谷学園日本語学校を2014年に卒業後、東京工学専門学校に進学し、卒業しました。今は、結婚写真や動画撮影を行うANDANTE会社に会計士として勤務しています。

朝日新聞奨学生制度の11期生として2012年3月に来日しました。朝日奨学生制度については大学生のころ知りましたが、試験が難しく感じなかなかチャレンジできませんでした。ですが、日本に行く夢をどうしても諦めきれず、大学卒業後に受験し、合格しました。

朝日奨学生制度は通常2年間新聞配達の仕事をしながら日本語学校に通うというシステムですが、私は4年間続けました。

皆さんもご存じの通り、留学・進学において一番の問題は学費の支払いです。朝日新聞奨学生制度は、奨学金を受けている2年間給与ももらえるため、頑張れば次の進学のための学費を貯める事ができます。私も貯金できましたが、進学先の授業が多かったため、昼間は仕事ができず、深夜だけしか働けませんでした。この状況を配属店が理解してくださったので、朝日新聞将学生としてもう2年間続けることができたのです。

多くの学生は授業後に仕事に行くことが多いですが、私は授業前に仕事に行っていて、それがとても効率的でした。なぜなら、授業後仕事がないので、家に帰って宿題をしたり、その日の授業を復習したりできたからです。そのサイクルのおかげで勉強を効果的に進めることができました。もちろん、学費や家賃を支払う必要がなかったため、安心して授業に集中することができました。

私は新聞配達というのは留学生にとても合っている仕事だと思います。配達先のお客様とコミュニケーションを取ることで、日本語力を高めたり、日本の文化、生活習慣など沢山のことを知ったりできるからです。

大変な日々ももちろんありました。雪の日でも雨の日でも、強風が吹いていても新聞は届けなければなりません。それに来日当初は、深夜2時に起きて働くことはとても辛かったです。しかし、その辛さはその時だけだと思い乗り越えてきたからこそ、どんなに大変な状況でも自分で決断し、自信を持つことができるようになりました。

去年の3月に朝日新聞奨学生として専門学校を卒業し、4月に現在の会社に就職しました。就職した今も、朝日新聞奨学生だったということを誇りに思っています。モンゴル日本青年交流支援センターの先生方、4年間お世話になったASA妙蓮寺の竹原社長とスタッフの皆様、そして今まで一緒に頑張ってきた仲間や手助けしてくださった皆様に心から感謝を申し上げます。

(2017年4月)

卒業生一覧表

   最終学歴卒業後
12005.041-р ээлж1NURBOLAT東京工業専門学校進学
22AMARTUVSHIN東京日本語学校帰国
33ENKHTAIVAN読売理工専門学校進学
44GANTULGA日本語学校1年帰国
520062-р ээлж1BILGUUN進学
62GANZORIG日本語学校進学
73BADMAAGARAV(女)東京商科学院専門学校日本就職
84MUNGUNSHAGAI武蔵野大学大学院進学
95ENKHTSOLMON日本語学校1年進学
106BATBOLD進学
117ERKHEMJARGAL進学
128ULAMBAYAR日本語学校帰国
139UNDRAKH日本語学校帰国
1410BATBAYAR岩谷 専門学校帰国
1511ODONKHUU岩谷 専門学校進学
1612DELGERMURUN(女)日本語学校5ヶ月日本就職
1713MANII日本語1年、専門1年進学
1820073-р ээлж1JARGAL日本語学校帰国
192ORGIL-ERDENE岩谷 専門学校1年進学
203ALTANGEREL進学
214NARANBAATAR日本語学校帰国
225JANBOLAT帰国
236ERDENEBOLD日本語学校進学
247BATTSENGEL日本語学校進学
258JARGALSAIKHAN進学
269UNURZUL日本語学校帰国
2710ENKHTSOGT日本語学校進学
2820074-р ээлж1BATSUURI日本語学校帰国
292JARGALSAIKHAN進学
303MUNKH-ORGIL日本語学校帰国
314ENKHBOLD進学
325CHINZORIG進学
3320085-р ээлж1BURENTUGS進学
342MUNKHTUR日本語学校進学
353PUREVDORJ進学
364ALTANULZII日本語学校進学
375UUGANBAYAR進学
386MUNKHBAYAR日本語学校進学
397UUGANMUNKH進学
408TSOLMON日本語学校1年帰国
419NARANCHIMEG(日モ)日本就職
4210UNDARMAA(日モ)帰国
4320086-р ээлж1MUNKHBAT進学
442BANZRAGCH日本語学校進学
453TSERENGANGAA進学
464BATTULGA帰国
475BAYARMAGNAI進学
486LKHAGVASUREN進学
497MUNKHTUUL(日モ)進学
508BYAMBASUREN(日モ)進学
5120097-р ээлж1PUREVSUREN日本語学校
2011.03卒業予定
帰国
522TSERENPUNTSAG進学
533SHINEJIL帰国
544ERDENESAIKHAN帰国
555BOLOR(日モ)進学
566BADAMSUREN(日モ)進学
5720098-р ээлж1ERKHEMBAYAR進学
582BARKHAS帰国
593BATBILEG進学
6020109-р ээлж1ENKHBAT日本語学校
2012.03卒業予定
進学
612BAYARBAT帰国
623TSOGTBAATAR帰国
634BUMSHUR進学
645AMARTAIVAN進学
656GANBAATAR進学
667BOLDSAIKHAN進学
678ENKHTUVSHIN中退
689AZKHUU進学
6910MANDAKHZUL帰国
7011MURUNBOR帰国
71201110-р ээлж1CHINZORIG進学
722GOMBO進学
733UUGANBAATAR進学
744ENKHTUR帰国
755MUNKHCHIMEG帰国
766BATBILEGT進学
777LKHAGVAOCHIR進学
788ULZIIJARGAL帰国
799BILGUUN進学
8010ERDENEOCHIR進学
8111BAYARSAIKHAN中退
8212BATTULGA帰国
83201211-р ээлж1MUNHKTSOGT進学
842SOYOLMOO帰国
853ALTANGEREL進学
864TUMURCHUDUR進学
875BILGUUN進学
886KHISHIGSUREN進学
897TSOLMON進学
908CHAGNAADORJ進学
919TUVSHIN進学
9210URNUUNBILEG進学
9311OYUNTUYA進学
9412MUNKHCHIMEG帰国
9513NARANTSATSRAL進学
9614ZANDARMAA進学
9715LKHAGVABAYAR帰国
9816JAMIYANDORJ帰国
9917ULZIIBUREN帰国
10018BAT-OD帰国
10119TUMEN-ULZII進学
102201312-р ээлж1BATTUR進学
1032L.MUNKHZAYA進学
1043BATSAIKHAN進学
1054TEMUUJIN進学
1065OTGONCHIMEG進学
1076SHAGDAR進学
1087KHALIUN帰国
1098SUVD-ERDENE帰国
1109MART帰国
11110MUNKHJARGAL進学
11211E.MUNKHZAYA帰国
11312TSENGELMAA帰国
11413DOLGORSUREN進学
11514MUNKHBOLD進学
11615ENKHMANLAI進学
11716BAT-ULZII進学
11817DANZANRAVJAA進学
119201413-р ээлж1GANZORIG進学
1202BATBILIGT進学
1213TEMUUJIN進学
1224SEMJID進学
1235HUYAGBOLD進学
1246PUREV-ERDENE帰国
1257ENKHTSETSEG進学
1268MUNKHTUYA進学
1279BILGUUN進学
12810GANTUYA進学
12911BOLORCHIMEG帰国
13012OYUNJARGAL進学
13113BYAMBATSETSEG進学
13214ULZIIBAYAR進学
13315BAT進学
13416BATDORJ中退
13517ENKHSAIKHAN進学
13618MUNHBAATAR進学
13719AMARKHUU進学
13820BUDSUREN進学
139201514-р ээлж1AZBAYAR中退
1402BANZRAGCH進学
1413NOMIN-GEREL進学
1424NARANTSETSEG進学
1435SUVDAA帰国
1446BAT-AMGALAN進学
1457SODBILEG進学
1468MUNKH-OD進学
1479UUGANBAATAR進学
14810MUNKHSAIKHAN帰国
14911ERDENEBAATAR進学
15012SAINTUYA帰国
15113ENKHMANDAKH進学
15214PUREVTSEREN進学
15315ENKHZUL帰国
15416AZZAYA日本就職
15517BOLORMAA進学
15618SUKHTULGA進学
15719AMARTUVSHIN進学
15820TERGUUN 帰国
15921ZORIGTBAATAR 帰国
16022BILGUUTEI進学
161201615-р ээлж1ULZIISAIKHAN GURBADAM  帰国
1622NARANGEREL DASHNYAM 進学
1633DENEBALDAN PUREVJAV 帰国
1644TUVDENDORJ BATMUNKH進学
1655SELENGE TEMUULEN進学
1666TSOODOL UNENDELGER進学
1677LKHAGVASUREN DULGUUN進学
1688TSEVEGJAV BYAMBASAIKHAN 帰国
1699BAZARRAGCHAA KHONGOR日本就職
17010TURMAGNAI TUMURKHUYAG進学
17111AMARTUVSHIN GALBADRAKH進学
17212 ENKHBOLD ZOLBOO進学
17313BOLDBAATAR ARIUNBOLOR帰国
17414NARAA NARANGARAV進学
17515NAMNANSUREN MUNKHZAYA進学
17616SUMBER TSERENLKHAM 進学
17717GANTUMUR UURIINTSOLMON進学
17818BATBOLD MYAGMARSUREN進学
179201616-р ээлж1BATERDENE MUNKHTUMUR帰国
1802BOLD DARIISUREN在学
1813TSETSEGMAA KHANDSUREN在学
182201717-р ээлж1BYAMBADORJ TEMUULEN在学
1832ENKHTUR TUVSHINSAIKHAN在学
1843CHULUUNBAATAR ENKH-IREEDUI 在学
1854ERKHEMBAYAR TSULBAYAR在学
1865TSOGT-ERDENE URANSENDER在学
1876DAVAAJAV OCHIRMAA在学
1887BATSAIKHAN MUNKHCHIMEG在学
1898ENKH-AMGALAN CHIMEDTSEREN在学
1909TURTULGA NOMIN-ERDENE 在学
19110KHURUNGUU BAYARMAA在学
19211BAYARAA BAYANJARGAL在学
19312GANBOLD JAMSRANTUGS在学
19413MUNKHBAT SHINEBAATAR在学
19514SUKHBAATAR AZBILEG在学
19615GANSUKH BUMAN-ERDENE 在学
19716JARGALSAIKHAN NARANSUVD在学
19817GANBAATAR SOLONGO 在学
19918ZORIGTBAATAR ULZIIBUYAN在学
20019BATBOLD GERELMAA在学
20120TSAGAAN DULGUUN在学
20221CHINBAT ZOLBOO 在学
203201818-р ээлж1MUNKHBAATAR MUNKHTEMUULEN
ムンフバートル ムンフテムーレン
在学
2042BATGEREL MUNKHDULAM
バトゲレル ムンフドラム
在学
2053TSOGTSAIKHAN MUNKHZUL
ツォグトサイハン ムンフズル
在学
2064NARANKHUU DOLGOR
ナランフー ドルゴル
在学
2075TURSAIKHAN ALDARJIN
トゥルサイハン アルダルジン
在学
2086BAYART BAYANZUL
バヤルト バヤンゾル
在学
2097SUKHBAATAR BADNAIGARAV
スフバートル バダナイガラブ
在学
2108ENKHBAT MUNKH-ERDENE
エンフバト ムンフエルデネ
在学
2119GANKHUYAG ENEBISH
ガンホヤグ エネビシ
在学
21210GANZORIG SERGELENBAATAR
ガンゾリグ セルゲレンバートル
在学
21311SOYOL-ERDENE  GURDORJ
ソヨルエルデネ グルドルジ
在学
21412OYUNTSETSEG BAATARTSOGT
オユンツェツェグ バートルツォグト
在学
21513BATSUURI MUNKHCHUDUR
バトスーリ ムンチュドゥル
在学
21614BAATARZORIG BUMANTSETSEG
バートルゾリグ ブマンツェツェグ
在学
21715ZANAA YESUKHEI
ザナー エスヘイ
在学
21816GANBOLD UYANGA
ガンボルド ウヤンガ
在学
21917PUREVSUREN KHULAN
プレブスレン ホラン
在学
22018AMGALANBAYAR ORGILBAYAR
アムガランバヤル オリギルバヤル
在学
22119URANMANDAL SOLONGO
ウランマンダル ソロンゴ
在学
22220ADIYASAMBUU KHATANTUUL
アディヤサムブー ハタントゥール
在学
22321AMARBAATAR SAMDAN
アマルバートル サムダン
在学
22422OYUN-ERDENE TEMUULEN
オユンエルデネ テムーレン
在学
22523BATKHUYAG LKHAGVADORJ
バトホヤグ ラハグワドルジ
在学
22624GANTULGA AZZAYA
ガントゥルガ アズザヤ
在学
22725BALJINNYAM MYAGMARSUREN
バルジンニャム ミャグマルスレン
在学
22826MAYASUREN GANTULGA
マヤスレン ガントゥルガ
在学
22927SAINJARGAL GANSUKH
サインジャルガル ガンスフ
在学

よくあるご質問

A. 申し込み

  1. 朝日新聞奨学生プログラムの採用は1年に1回だけですか。

はい、そうです。年に1回だけ採用試験を行います。採用試験は毎年4月~6月にかけて行われます。

  1. 朝日新聞奨学生プログラムには紹介手数料がかかりますか。

紹介手数料も身元保証人経費もかかりません。ただし、来日前に250万MNTを担保として預けていただく必要があります。在学中、奨学生が何か問題を起こした場合に発生する費用を賄うためのお金です。契約期間を無事に満了し帰国した場合、250万MNTは満額返金されます。

  1. 最近、新聞奨学生送り出し機関が増えています。その中で御社の特徴を教えてください。

弊社モンゴル日本青年交流支援センターは朝日新聞奨学会に正式に委託された送り出し機関であり、新聞奨学生プログラムを初めてモンゴルに導入し、2004年以降、絶えることなく定期的に当活動を行ってきました。大きな特徴は、奨学生に渡される給与が数ある奨学生プログラムの中で最も高いこと、また紹介手数料がかからないことです。

将来のために、諦めず一生懸命頑張れる人なら誰でも参加できるプログラムです。

  1. 小中高等学校を卒業した人が、当プログラムに申し込むことができますか。

はい、そうです。ただし、来日時点で19歳になっていることが条件です。例えば、2019年3月に申し込み、内定した場合、2020年に3月に来日します。その場合、2020年3月までに19歳になっている必要があります。

ただし、日本では年齢の計算を行う際、生まれた月から計算するので、注意してください。

  1. 26歳で申し込むことが可能ですか。

できません。当プログロムの年齢条件は、来日時点で19~26歳であることです。採用試験、事前教育に約1年かかり、来日の際には年齢が過ぎてしまうため、申し込みはできません。

  1. 日本語を1か月程学んだ人でも日本語未習者として申し込むことは可能ですか。

可能です。未習者クラスは文字学習から始まるため、初級レベルまでの人なら、未習者クラスへの申し込みが認められます。中級以上の知識をもっていれば、既習者扱いになります。

  1. 刺青がある人が申し込みできない理由を教えてください。これは人権問題ではありませんか。

朝日新聞奨学生プログラムは新聞配達をしながら、日本語学校に通うシステムです。新聞配達は読者であるお客様と一番近くで接するサービス業で、お客様の気分を害してはいけません。刺青に対する考え方はモンゴルと日本では大きく違います。時代の流れによって、刺青を許容する考え方も広がりつつありますが、年配の方々には抵抗感を持たれることが多いといっていいでしょう。そして、お客様の多くは年配の方々です。滞在する国の文化や考え方に配慮が必要です。

B. 試験内容

  1. 毎年、採用人数は決まっていますか。

採用人数は決まっていません。採用試験の結果、事前教育の成績、態度といった条件により、人数が絞られ、毎年約20名前後の学生が来日しています。

  1. 書類選考ですが、合否判定の基準は何でしょうか。

申込書に記載された留学目的等から、申込者の丁寧さ、本気さ、責任感等を見ます。

現代の若者は申込書記入をそれほど大切にしていないため、不十分な申込書が提出されるケースが少なくありません。例えば、顔写真が無い、ボールペンの色が違う、また、汚したり、破ったり、志望動機欄が空白状態だったりなどのミスが多くあります。

  1. 日本語既習者は日本側身元保証人による面接試験が2回ありますか

はい、そうです。日本側身元保証人による面接は2回(6月と10月)行われます。

  1. 朝日新聞奨学生プログラムの合格対策授業はありますか。

特別にはありません。ただし、合格した後の事前教育はあります。

  1. モンゴル日本青年交流支援センターは日本語教室を設けていると聞きました。当教室に通うことによって、朝日新聞奨学生プログラムに合格することは可能ですか。

申し込みは可能ですが、合格は約束しません。個人の努力次第です。当センターが行っている日本語教室は一般向けで、朝日新聞奨学生プログラムとは別です。ただし、当センターのすべてのコースを受けた後新聞奨学生プログラムにチャレンジし、内定した学生は少なくありません。 

C. 渡日前

  1. 事前教育についてより詳しく教えてください。

事前教育は6月に行われる面接試験の合格者を対象に行われるものです。実施期間は9月(日本語未習者は6月)~翌年3月です。教育内容は、原付バイクの勉強・乗車練習、日本のビジネスマナー教育、仕事現場における注意事項、日本語能力向上の必要がある学生を対象にした日本語授業などです。

  1. 日本語未習者対象の教育について、詳しく教えてください。

書類選考で合格した、日本語の知識が全く、もしくは少ししかない学生を対象に行われる授業です。当授業を受けるためには、書類選考及び当センターのスタッフによりモンゴル語で行われる面接試験に合格することが条件です。

D. 渡日後

  1. 来日してから住むところは、職場や学校から離れていますか。

職場と家はとても近く、学校も近くになるよう調整しています。通学手段は電車、バス、地下鉄、自転車など新聞販売店によって様々で、遠くても30分以内になるようにしています。

  1. 入学する日本語学校を自分で選べますか。

人事調整のため、日本側から指定されます。学校、職場や居住地は自分では選べません。

  1. 2年の契約期間満了前に帰国した学生はいますか。帰国理由はどのような理由でしたか。

勉強や仕事が辛くて途中帰国した学生はいません。女性であっても、途中帰国者はゼロです。(女性奨学生は2015年現在で計35名。)ただ、1,2名は家庭の事情でやむを得ず帰国しました。

夜中に起きて働くという仕事は簡単ではありません。将来の夢のために覚悟を決め、弱音を吐きそうになる自分自身に勝つ強い意志が何より必要ですし、選ばれた奨学生は皆、そのように育っていきました。2年の努力は将来何よりの財産になることを、職員一同全身全霊で学生に伝えています。

  1. 2年間の朝日新聞奨学生プログラムを終えた後、続けることは可能ですか。

可能です。ただし、奨学生のこれまでの2年間の業務実績などが条件になります。2年間の奨学生プログラムを問題なく終了させ、続けて奨学金を受けながら、大学に進学している学生が多いです。

  1. 2年間の朝日新聞奨学生プログラムを終えてから進学した学生はどのぐらいいますか。

全卒業生の約95%が大学や専門学校に進学しています。

  1. 送り出し機関は2年間の在学中、奨学生と定期的に連絡をとっていますか。

はい。来日前、奨学生及びその家族、送り出し機関、日本語学校、新聞販売店、朝日新聞奨学会すべてが協定契約を締結しています。それに基づいて、プログラムが実施され、モンゴル側の当センターも定期的に学生と連絡をとり、様子を把握しています。